コミュニケーション

20年以上前の患者さまですが、進行性筋ジストロフィーで頚椎損傷になった方がおられました。
入院された頃は病気を受け止められず、「水を飲みたい」ばかりで会話が成立しませんでした。
主治医を中心に、あきらめず 何度もご本人と話し合いの場を設けました。
次第に心は平静になっていかれ、指で〇をつくってコミュニケーションを取れるようになり、亡くなるまで8年以上病院で過ごされました。

この間、多くの新人のケースカンファレン題材にご協力いただき、当院の看護師育成に大きく貢献していただきました。
現在 患者さまが障害や認知症などでコミュニケーションが困難でも、病棟の多くのスタッフは平気で意思の疎通ができています。

以前 入職したばかりの新人が「この病院の人たちは、テレパシーでも使えるのかと思った」
と話していたのを思い出します。どんな状況でも諦めず、一人の人間として尊重する。
そんな意識がスタッフ全体にあるのはこの方のおかげだと、今でもとても感謝しています。

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