人工呼吸器の患者さまに「お風呂でさっぱりしてもらいたい」という素朴な思いから入浴が実現しました。
数ヶ月ぶりの入浴に、患者さまもとっても楽しみにしておられました。
準備はできてる? タオルはたりる? と浴室に向かうまで、患者さまもソワソワ。
「久しぶりだもん、楽しみだよね~」と声をかける看護師もウキウキ♪浴室では、医師が見守りアンビューバックを続けながら看護師4人で全身をきれいにします。
「もうかゆくない?もうちょっとする?」とじっくり洗髪ベッド式の特殊浴槽に、ザバーっとゆっくり浸かります。あふれ出るお湯の音までも気持ちよさそうです。
「手もゆっくり浸かろう」「足どう?きもちいい?」
お話はできないけれど、看護師とのやり取りで
「気持ちいい」「もう少しお湯の中にいたい」「あったかい」
そんな会話が聞こえてくるようでした。
当院では、呼吸器などの装着により入浴困難な方でも、医師の立会いのもと定期的に入浴介助をしています。これは、患者さまの願いによりそった私たちの目指している看護のかたちの一部です。
患者さんのサッパリ笑顔はもちろん、汗びっしょりの医師と看護師の姿も笑顔も今日はいちだんとキラキラ輝いていました!