NST(栄養サポートチーム)は入院患者の栄養状態を評価し、適切な栄養療法(経口・経腸・静脈)を提供するため医師・看護師・薬剤師・リハビリスタッフ・検査技師と多職種のメンバーで、毎月委員会と2回のラウンドを実施しています。
委員会活動のなかで出た疑問や情報交換、成功例を今回ポスターセッションという形で報告しました。
NST委員会Dr.のH医師より「患者はどうしたいのか。患者をどうしたいのか。その想いで考えていく。栄養自体が治療になる。」と開会あいさつ。
リハビリ科、病棟看護師、薬剤科、栄養科より、発表と質疑応答をしていきました。
「一時的に栄養手段を胃ろうとした。トラブルはなかったのか。本人の希望だったのか?」
「食べているカロリーは同じでも内容が大切」
「食欲増進目的の薬の効果は何日目で評価してよいか」
「認知症薬の検討や食べようと思ってもらえるメッセージのお手紙が良かった」
「患者に合わせた食器でペースをつくることで成功」
「経腸栄養で運動量が少ない方はお腹周りだけぽちゃっとしてくる傾向を感じているが、カロリーの目安は?」
どの演題にもたくさんの質疑があり、また参加者がアドバイスの追加情報、さらに参加者同士で情報交換と、とても活発な報告会となりました。
多職種スタッフが情報を持ち寄って、気づくこと、検討すること、実践していくことが大切だと改めて実感することができました。