16年間の透析生活を振り返って

透析治療中の患者様からメッセージをいただきました

このたび、事情で県外へ転居することになり、それに伴って転院することになりました。


42歳の時、糖尿病性腎症で透析導入をすることになり、富山協立病院にお世話になることになりました。もともとかかりつけ医は他で、初めて協立病院にお世話になるため、当時の私は自分の予後や新しくライフワークとなる人工透析に対する不安でいっぱいでした。

最初にこちらにお伺いして感じたのは、「フレンドリーでアットホームな病院」だなぁと言うことです。スタッフの皆さんは必ず「こんにちは」とご挨拶をしてくださる事はもちろん、透析開始前には不具合なところはありませんか?と必ず確認してくれます。足や手などにちょっとした傷を作ってしまい、絆創膏を貼っていくと、「どうしたのですか?ちょっと傷口確認しますね」と透析に関係のないことでも細かい気遣いをしてくれたこともありました。こういったことから、透析治療そのものも丁寧なホスピタリティーに溢れた内容でした。


仕事の出張で、県外の超がつくような有名病院で外来透析を受けたこともありますが、そういったいろんな病院よりも富山協立病院透析室のホスピタリティーは素晴らしいものです。
そのおかげで、透析導入時はいろんなことにうつむきがちでしたが、最近は何事にもポジティブになれるようになった気がします。


先にも書きましたが、透析患者にとって人工透析は「生きるため」のライフワークだと思います。透析時間の1分1分が自分の寿命維持の時間であるように思っています。そんな大切な時間を16年間もの間預かっていただき本当にありがとうございました。

看護師はやりがいのある仕事ですが、

日々の仕事の中で大変な事やつらくて落ち込んでしまうこともある仕事です。

そんな時に患者様からの言葉や表情を思い出すとまた頑張ろうと思えます。

引っ越しでお会いできなくなり、さみしいですが

いただいた感謝の言葉を胸にがんばっていきたいです。

Hさん、ありがとうございます。

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